「そろそろ自分用のパソコンが欲しいな…」そう思ってこのページを開いてくれたあなた、こんにちは!


専門用語は呪文みたいだし、お店に行けばたくさんのパソコンが並んでいて、本当に迷いますよね。せっかくの大きな買い物だから、絶対に失敗したくないのが本音でしょう。
でも、安心してください!この記事では、そんなパソコン初心者のあなたのための「パソコン購入の完全ガイド」として、選び方から購入後にすべき初期設定まで、知りたい情報をぜんぶ詰め込みました。
この記事を読み終わるころには、パソコン選びの不安がワクワクに変わっているはずですね。さあ、一緒にあなたにぴったりの一台を見つける旅に出かけましょう!
この記事のポイント
- 自分に合うPCの選び方
- PC本体以外に必要なもの
- 購入後の初期設定の手順
- 設定後にやるべきことリスト
初めてパソコンを買う前に知っておきたい流れ
初めてのノートパソコンの選び方とおすすめ
初めてパソコンを買う流れの中で、一番最初にすべきで最も重要なことは、「あなたがパソコンで何をしたいか」を具体的に決めることです。
なぜなら、やりたいことによって、選ぶべきパソコンの性能(スペック)が大きく変わってくるからです。例えば、インターネットで調べ物をしたり、レポートを書いたりするくらいなら基本的な性能で十分ですが、きれいな映像の3Dゲームや動画の編集をしたい場合は、とても高い性能が必要になります。目的を決めずに買ってしまうと、「高かったのに使いこなせない…」あるいは「安く買ったけどやりたいことができなくて残念…」といった失敗につながる可能性があります。
具体的に、パソコンの選び方を3つのステップで見ていきましょう。
ステップ1:パソコンの種類を決めよう
まず、パソコンには大きく分けて「デスクトップパソコン」と「ノートパソコン」の2種類があります。それぞれの特徴を比べてみましょう。
種類 | メリット(良いところ) | デメリット(注意するところ) |
---|---|---|
ノートパソコン | ・持ち運びができて、どこでも使える ・置く場所に困らない |
・同じ値段ならデスクトップより性能が低いことがある ・部品の交換が難しい |
デスクトップパソコン | ・性能が高く、部品の交換や追加がしやすい ・大きな画面で作業しやすい |
・持ち運びができない ・本体やモニターを置く場所が必要 |
このように、それぞれに良い点と注意点があります。もし、家の中だけでなく、学校やカフェなど色々な場所で使いたいと考えているなら、初心者の方には持ち運びが簡単なノートパソコンがおすすめですよ。
ステップ2:性能(スペック)の見方を覚えよう




パソコンの性能を示す大事な情報が「スペック」です。簡単な見方だけ覚えておきましょう。
- CPU:パソコンの「頭脳」にあたる一番大事な部品です。性能が良いほど、パソコンの動きがサクサク速くなります。書類作成などが中心なら「Core i3」や「Ryzen 3」というグレード以上を選ぶと良いでしょう。
- メモリ:作業をするための「机の広さ」と考えると分かりやすいです。メモリが大きいほど、たくさんのソフトを同時に開いても動きが遅くなりにくいです。快適に使うなら最低でも8GBは欲しいところです。
- ストレージ:作成したデータやソフトをしまっておく「引き出し」です。「SSD」という種類を選ぶと、パソコンの起動やソフトの立ち上がりが驚くほど速くなります。容量は256GB以上あると安心ですね。
ステップ3:どこで買うか、どのメーカーを選ぶか考えよう
パソコンは家電量販店やインターネットで買うことができます。ITジャーナリストの鈴木朋子さんによると、国内メーカーはサポートが手厚く、海外メーカーは性能を細かく指定できるなどの特徴があるそうです。
また、購入する際にはいくつか注意点があります。例えば、中古のパソコンは安いですが、部品が古くなっていてすぐに壊れてしまう危険があるため、原因を突き止められる知識がない初心者のうちは避けた方が無難です。
さらに、お店でよく見る「3万円キャッシュバック!」といった宣伝も、実は「インターネット回線を一緒に契約したら割引しますよ」という条件付きのことが多いので、内容をしっかり確認することが大切でしょう。
ノートパソコン購入時に必要なもの
ノートパソコンは本体を買って家に持ち帰っても、それだけですぐに万全の状態で使えるわけではありません。
後から「あれも必要だった!」と慌てないように、パソコンと一緒に買うべきもの、設定すべきものをあらかじめ知っておくことが、スムーズなパソコンデビューへの近道です。
その理由は、パソコンをインターネットの脅威から守るための「セキュリティ対策」や、万が一の故障に備えるための「バックアップ」が不可欠だからです。
これらを怠ると、大切なデータが消えてしまったり、高い修理代がかかったりする可能性があります。
ここでは、「絶対に用意すべきもの」と「あると便利なもの」に分けてリストアップしました。
【絶対に用意すべきもの】
これらは、パソコンを安全に長く使うための必需品です。
- ウイルス対策ソフト
これは、あなたのパソコンをインターネット上の悪いプログラム(ウイルス)から守るための、いわば「お守り」です。Windowsには「Windows Defender」という基本的なセキュリティ機能が標準で備わっていますが、さらに安心感を高めたいなら、「ウイルスバスター」といった市販のソフトを導入するのがおすすめです。
- USBメモリ(16GB以上)
意外と見落としがちですが、これは非常に重要です。パソコンの調子が悪くなった時に、工場出荷時の状態(買った時の状態)に戻すための「回復ドライブ」というものを作成するために使います。
これを作っておかないと、もしもの不具合で3万円以上の高い修理費用がかかってしまうこともあるので、必ず用意しておきましょう。
回復ドライブ専用として、他のデータを入れないUSBメモリを1本準備するのがベストです。
【あると便利なもの(周辺機器など)】
これらは必須ではありませんが、揃えておくとパソコンでの作業が格段に快適になります。
種類 | おすすめの理由 |
---|---|
マウス | ノートパソコンには指で操作する「タッチパッド」がありますが、細かい作業や長時間の作業ではマウスがあった方が圧倒的に楽です。
ケーブルがないワイヤレスタイプが人気ですよ。 |
ノートパソコン用バッグ・ケース | パソコンを外に持ち運ぶなら、衝撃から守るために必ず用意しましょう。
パソコンの大きさに合ったサイズを選んでくださいね。 |
Microsoft Office | レポート作成に使う「Word」や、表計算ソフトの「Excel」などが必要な場合に。
パソコンによっては最初から入っている「Office搭載モデル」もあります。 |
外付けディスプレイ | 家で使うことが多いなら特におすすめです。
大きな画面に接続すれば、ノートパソコンの画面と合わせて2画面で作業ができ、レポート作成などの効率がとても上がります。 |
これらの周辺機器は、パソコン本体を買った後で、自分の使い方に合わせてゆっくり選んでいくのも楽しいでしょう。
初めてパソコンを買う流れ:買った後にやること
購入後の初期設定と初心者が最初にすべきこと
無事にパソコンを選んで家に持ち帰ったら、いよいよ本当のスタートです。しかし、電源を入れてもすぐには使えません。ここからは、パソコンを使えるようにするための「初期設定」と、その後に初心者がやっておくべき大切な作業について解説します。
この初期設定をきちんと行うことで、パソコンが安全で快適な「自分だけのパートナー」になります。手順自体は難しくありませんが、設定の途中で電源を切ってしまうと、故障の原因になることもあるので、時間に余裕がある時に落ち着いて進めましょう。だいたい1時間〜2時間ほど見ておくと安心ですよ。
ステップ1:開封からWindowsの初期設定まで
まず、パソコンを箱から出して、電源ケーブルやマウスなどを接続します。準備ができたら電源を入れましょう。すると、Windowsの初期設定画面が自動で始まります。
この設定は、画面の指示に従って進めるだけなので難しくはありません。主に以下のことを行います。
- 言語と地域の選択:「日本語」「日本」を選びます。
- インターネット接続:自宅のWi-Fi(無線LAN)に接続します。このとき、Wi-Fiのパスワードが必要になるので、あらかじめ準備しておくとスムーズですね。
- Microsoftアカウントの設定:Windowsの便利な機能を使うために必要なアカウントです。持っているメールアドレスで作成できます。
- PIN(暗証番号)の作成:パソコンにサインイン(ログイン)するための4桁以上の数字です。パスワードより簡単に入力できて安全性を高められます。
これらの設定は後からでも変更できるので、もし間違えても心配いりません。画面の指示に従って進めていけば、やがて見慣れたデスクトップ画面が表示されます。




ステップ2:デスクトップ画面が表示された後に「最初にすべきこと」
快適で安全なパソコンライフのために、以下の作業を必ず行いましょう。
やるべきこと | なぜ重要? | 具体的なやり方 |
---|---|---|
1.Windows Update | パソコンのシステムを最新の状態に保ち、セキュリティの穴を塞ぎます。これをしないとウイルスに狙われやすくなります。 | 「スタート」→「設定」→「Windows Update」の順にクリックし、「更新プログラムのチェック」を押して、すべて最新の状態にします。 |
2.セキュリティ対策の確認 | ウイルスや不正なアクセスから、あなたの大切なデータを守ります。 | ITジャーナリストの鈴木朋子さんも、顔や指紋でのログイン設定(生体認証)を推奨しています。また、Windows標準のセキュリティ「Windows Defender」が有効になっているか確認しましょう。 |
3.回復ドライブの作成 | パソコンが起動しなくなるなどの重大なトラブルが起きた時に、購入時の状態に戻せるお守りです。 | 前の章で紹介した「USBメモリ」をここで使います。「コントロールパネル」から「回復ドライブの作成」を選び、画面の指示に従って作成します。 |
4.よく使うソフトの準備 | 毎回探す手間を省き、作業をスムーズに始めるためです。 | ブラウザの「Google Chrome」をインストールしたり、「Word」や「Excel」などのアイコンを画面下のタスクバーにピン留め(固定)したりしておくと便利です。 |
5.バックアップ設定 | 万が一パソコンが壊れても、大切な写真や書類のデータを失わないようにするためです。 | Windowsのバックアップ機能を使って、OneDrive(インターネット上の保管場所)や外付けのHDD/SSDにデータのコピーを自動で保存するように設定できます。 |
これらの設定を最初にしっかり行っておくことで、後々のトラブルを大きく減らすことができるでしょう。
初めてパソコンを買う流れは3ステップでOK?選び方から初期設定まで解説:まとめ
Q&Aでまとめますね。
質問(Q);パソコン選びで一番大事なことは何ですか?
回答(A);「何に使いたいか」をはっきりさせ、目的に合った性能(スペック)を選ぶことです。
質問(Q);本体以外に、絶対に買っておくべきものはありますか?
回答(A);ウイルス対策ソフトと、万が一の時に備える「回復ドライブ」用のUSBメモリは必須ですよ。
質問(Q);パソコンを買った後、すぐにやるべきことは何ですか?
回答(A);画面の指示に従う初期設定と、その後のWindows Updateやセキュリティ設定が重要です。
質問(Q);初心者がやりがちな失敗はありますか?
回答(A);目的を考えずに選んだり、購入後のセキュリティやバックアップ設定を怠ったりすることですね。
この記事では、パソコンを初めて手に入れるための手順を一通りご紹介しました。
たくさんのステップがあって少し難しく感じたかもしれませんが、一つひとつ進めれば誰でもちゃんと設定できるので大丈夫ですよ。この記事を参考にすれば、あなたも自分にぴったりの一台で、新しいパソコンライフを自信を持ってスタートできるでしょう。最初は誰でも初心者ですから、焦らず楽しんでくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。