「ワードプレスは無料でどこまで使えるのか」――この問いの裏には、たいてい二つの感情があります。
一つは“失敗したくない不安”。もう一つは“できればお金をかけずに始めたい期待”。
正直に言います。あなたの気持ち、めちゃくちゃ普通ですし、めちゃくちゃ賢いです。
この記事では「建前の無料」ではなく、実運用の現実まで踏み込んで、どこまでが本当に無料で“実用”なのかを数字・事例・サービス名つきで整理します。
結論:ワードプレスは「ソフト自体は完全無料」だが、実用レベル(集客・収益化・安定運用)はほぼ有料が前提。
理由は単純で、無料サーバー・無料ドメインは「速度・安定性・信頼性」の3点で不利になり、検索上位(SEO)と収益化に致命的だからです。
ワードプレスの基礎:無料の“本体”と有料の“土台”

WordPress.org と WordPress.com の決定的な違い
WordPress.orgはソフト配布元で、本体は100%無料。
ただし「サーバー」と「ドメイン」は自分で用意します。
一方、WordPress.comはブログサービス。
無料プランは簡単ですが、プラグイン不可、独自ドメイン不可、広告制限ありです。
なぜ“土台”が重要なのか(データ視点)
GoogleのCore Web Vitals基準では、LCPは2.5秒以内が推奨。
無料サーバーの平均LCPは体感で3~6秒がザラです。
有料サーバー(例:XSERVER、ConoHa WING)は1.2~2.0秒が一般的。
この差が、そのまま検索順位に効きます。
ワードプレスは無料で「何ができて/何ができないか」

無料でできること(現実的なライン)
- WordPress本体のインストール
- 無料テーマの利用(例:Cocoon)
- 無料プラグインの導入(All in One SEO、EWWW等)
- 日記・趣味ブログの公開
無料だと“ほぼ詰む”ポイント
- 独自ドメイン(多くは不可、または低評価TLD)
- 安定稼働(無料は稼働率99.0%台が多い)
- 広告なし運用(多くの無料サーバーは強制表示)
- ASP審査(サブドメインは通過率が著しく低い)
WordPress無料サーバーのリアル比較(広告あり/なし)
代表例と実態
・XREA(無料):WordPress可、広告表示あり、速度は中~低。
・InfinityFree:広告なしを謳うが、負荷制限が厳しく突然停止あり。
・WordPress.com無料:広告強制表示、プラグイン不可。
結論(専門家視点)
「広告なしの無料サーバー」は理論上存在しても、実用は極めて不安定。
練習・検証用途ならOK、本番運用は非推奨です。
無料から有料へ:移行の現実とコスト
移行は可能だが“コスト”がある
無料→有料は可能ですが、サブドメインから独自ドメインへ変更すると評価はリセットに近い。
実務では「最初から有料」が最も効率的です。
現実的な費用目安(2025年水準)
- サーバー:月700~1,200円(XSERVER、ConoHa WING、コアサーバーV2)
- 独自ドメイン:年800~1,500円(サーバー付与で実質0円も)
- テーマ:0円(Cocoon)~1.5万円(有料テーマ)
よくある質問(FAQ)
Q.ワードプレスは無料で収益化できる?
A.可能ですが、成功確率は低い。
理由は速度・広告・ドメイン評価の三重苦です。
Q.無料テーマで2025年も戦える?
A.はい。Cocoonは高速・軽量・SEO対応で今も有力。
ただし有料テーマは「記事作成効率」で優位です。
Q.WordPress.orgと.comは移行できる?
A.可能ですが、無料.com→.orgは制限が多く手間が大きい。
本気なら最初から.orgが無難です。
まとめ:あなたが取るべき一手
もし「触ってみたいだけ」なら無料で十分です。
しかし「検索1位」「アフィリエイト」「安定収益」を狙うなら、有料サーバー+独自ドメインが最短ルート。
まずはConoHa WINGかXSERVERで土台を固め、Cocoonでスタート。
これが、専門家としての“現実的に勝てる選択”です。
