「昨日まであったはずのプラグインが消えた」――この瞬間、心臓が一度だけ大きく跳ねますよね。
実はこの現象、“偶然の不具合”ではなく、WordPressの設計思想そのものが引き起こしているケースがほとんどです。
本記事では、原因の切り分けロジック・再現条件・根拠となる仕様(権限・フック・定数・パーミッション)まで踏み込み、初心者でも実装できる手順と、上級者が納得できる裏側まで解説します。
結論:「ワードプレス プラグイン 表示されない」の正体は、①ユーザー権限、②DISALLOW_FILE_MODS、③キャッシュ、④競合、⑤パーミッションのいずれか(または複合)である。
理由:WordPressは“安全側に倒す設計”を採用しており、誤操作・改ざん・破損のリスクが少しでも高いと、プラグインUIを自動的に隠すからである。
WordPressはなぜ「見せなくする」のか(基礎知識)

権限モデルという“見えない門番”
WordPressには5つの公式ロールがあります。
プラグイン操作が許されるのは原則管理者(Administrator)のみです。
編集者(Editor)以下では、install_pluginsやupdate_pluginsのケイパビリティがありません。
その結果、「プラグイン」メニュー自体が消えます。これは不具合ではなく仕様です。
UI非表示は“安全装置”である
WordPressは、危険操作(ファイル編集・インストール)を“見せない”ことで事故を防ぎます。
企業サイトやマルチ著者ブログでよく見られる設計思想です。
深掘り:表示を奪う5つのメカニズム

① 権限不足(最頻出:体感60〜70%)
確認手順はシンプルです。
「ユーザー → プロフィール → 権限グループ」を見てください。
ここが管理者でなければ、表示は出ません。
② wp-config.phpの定数(隠れたトリガー)
次の1行が犯人になることがあります。
define('DISALLOW_FILE_MODS', true);
これが有効だと、プラグインの「新規追加」「編集」が消えます。
解決はfalseに変更、または行自体の削除です。
③ キャッシュの亡霊
WP Rocket、LiteSpeed Cache、Breeze、CloudflareのCDNは“古い管理画面”を見せ続けがちです。
対処は三段階。
①ブラウザキャッシュ削除 → ②WordPressキャッシュ削除 → ③CDNパージ。
この順番が最短ルートです。
④ プラグイン競合(最も厄介)
実務で有効な切り分けは“全停止テスト”。
FTPで/wp-content/pluginsをplugins_backupにリネームします。
表示が戻れば競合確定。
その後、1つずつ戻して原因を特定します。
⑤ パーミッション(サーバーの門番)
標準推奨値は以下です。
/wp-content/plugins → 755
これ以外だと、インストールは失敗し、一覧も不安定になります。
具体例で理解する(ケーススタディ)
ケースA:制作会社から引き継いだサイト
ログインすると「プラグイン」がない。
調査するとロールは「編集者」。
管理者に昇格した瞬間、メニューが復活しました。
ケースB:セキュリティ強化後に消えた
wp-config.phpにDISALLOW_FILE_MODSが追加されていました。
解除後、即座に「新規追加」が表示。
ケースC:キャッシュ暴走
WP Rocket有効化直後に消失。
三段階キャッシュクリアで完全復旧。
関連トピックの裏側(プロ視点)
ダッシュボードにログインできない時の切り札
/wp-content/pluginsのリネームは“外科手術”のように有効です。
画面が真っ白でも、これでログインできることが多い。
テーマが原因のこともある
まれにテーマが管理画面フックを壊します。
/wp-content/themesを一時リネームすると判別できます。
よくある質問(FAQ)
WordPressのサイドバーが表示されないのはなぜ?
多くはキャッシュ、またはテーマ設定(ウィジェット領域の無効化)が原因です。
WordPressのメニューバーが表示されないのはなぜ?
権限不足、もしくは管理画面CSSの破損が典型例です。
プラグインのインストール方法は?
「プラグイン → 新規追加 → 検索 → 今すぐインストール → 有効化」が基本です。
ログイン画面が出ない場合は?
wp-login.phpへ直接アクセス、またはキャッシュ/プラグイン全停止を試してください。
まとめ:次にやるべきこと
まずは権限チェック。
次にDISALLOW_FILE_MODS。
それでもダメならキャッシュ→競合→パーミッションの順で切り分け。
この5ステップで、ほぼすべての「表示されない」は解決できます。
解決後は必ずバックアップを取り、同じトラブルに備えましょう。
